学習塾で勉強することにはどのような意義があるのでしょうか。
学校で勉強をすることとはどのように違うのでしょうか。
学校での勉強は、学習要綱によって学習すべき内容が決められています。
そのため、ある意味、学習するほうにしてみれば受身の学習ということになります。
学習した内容がそのときによくわからないことがあっても、そこで他の人を止めて足踏みしてもらうことはなかなかできません。
そのため、学校での学習でわからないことがあっても、そのまま進んでいってしまうことがほとんどです。
その点、学習塾での勉強は、自分から自発的に学習する、という姿勢を身に着けることができます。
どのような目的の塾を選ぶかによってもこの姿勢は変化してくることがありますが、たとえば補習と基礎完成の塾に通っている場合、自分がわからないところがあれば、塾で補習を受けたり質問をしたり、宿題などで補ってもらうなどの方法で苦手分野を徹底的に克服できる、という面があります。
自分だけの判断ではなく、塾の講師が苦手な分野を分析してくれることもあり、自分の苦手分野を反復練習することもできます。
そのため、上手に活用すれば、自分にとって必要な学習を好きなだけ補えるというメリットもあり、自発的に学ぶということができるようになるのです。
そう考えると、なんとなく塾に行く、目的もはっきりせずに塾に行く、というのはもったいないものです。
受験の準備である、基礎学習の完成である、ある教科を徹底的に強化したい、など、自分がどのような目的を設定して塾に行くのか、ということがはっきりしているほうが成果は出やすいということになります。
ゆとり教育などによって学校での学習の時間が短縮され、授業の中だけではなかなか全てを理解できない、という現実もあります。
また、削除された学習要綱を学ばないことが不安で、勉強する癖をつけておきたい、学習の方法を教えてほしい、という人もいるでしょう。
このように、自分にとって必要な学習を得ることができる、ということが学習塾で勉強する意義なのです。
学習塾で勉強することの意義