学習塾では様々な学習スタイルがあります。
それを見ていくことにしましょう。
まずは基礎学習です。これは、やはり日本の教育カリキュラムの中で、基礎となる部分についてしっかりと学習しよう、というものです。
国語で言えば漢字の読み書きがしっかりとできること、算数で言えば、基礎的な計算がきちんとできること、などがあると思います。
最低限それらの学習がしっかりとしていれば、その後のための準備としては第一段階をクリアしているということができるので、最低限としてそれだけはしっかりさせておきたい、と考える保護者も多く、それを学校だけで完成させられるという信頼が学校教育にない、という現状もあって学習塾でこの部分を補いたい、と考える親子が多いようです。
その場合、情報を集め、傾向と対策をしっかりとしてくれる大手学習塾などに通うまでの必要はなく、地域密着の個人塾や個別塾などで完成できます。基礎学習だけを望む場合、競争で自分の位置を向上させる、というよりも、必要な基礎的な知識を一つ一つ丁寧に学習していく、という姿勢が必要です。
受験のために第一歩として必要である、ということはもちろんですが、受験を目前にして学習する場合には、基礎学習だけでは足りない、ということもあるので、小学生や、中学生の前半までにこのようなスタイルの塾を利用し、その後受験の塾に切り替えていく、という考え方も必要になってくるでしょう。
逆に、基礎学習がきちんとしていないのに受験用の塾でテクニックだけを学ぶことになると、基礎の部分が抜け落ちてかえって苦しむことになるので、馬鹿にすることなく、必ず第一のステップとして基礎学習を完成させる、ということは考えておくべきです。
時間の関係で受験用の塾から選択しなくてはならないとしても、どこかで基礎学習の補完は行いたいので、個人塾や個別塾などと併用させて基礎学習の確認を行うと受験のための準備も完全になるのではないでしょうか。
学習塾で基礎学習