大手の学習塾に対し、比較の対象とされるのが個人学習塾です。
これは、個人が経営しており、こじんまりした大きさである、ということが特徴です。
1つの教室、または少数の教室で展開されており、こうした傾向から、地域密着、という特徴もあります。
個人の先生が少人数の生徒を集めて授業形式としているところが多く、学校の教室のような雰囲気の中で勉強できるのが特徴です。
大手学習塾のような情報収集の力や分析力はありませんが、個人の成績や傾向、学習上の癖などを理解してくれていることが多く、きめ細かな指導をしてくれる、というメリットもあります。
雰囲気は大手学習塾よりものんびりした感じの教室になっていることが多く、競争にさらされると気後れしてしまう、という子どもでものびのびと授業を受けることができますし、質問もしやすい環境にある、ということができます。
ただし、こうしたアットホームな雰囲気に慣れすぎてしまうと、学習意欲が停滞する、ということもあります。
競争がないため、今以上に学習をがんばろう、という意識が育ちにくいのではという指摘もあるのです。
ただ、大手学習塾では質問しにくい、などの雰囲気を感じている子どもにとっては、個人学習塾の雰囲気のほうが学習に臨むのに安心感がある、という人も少なくありません。
カリキュラムは独自で展開している場合もあり、大手学習塾のカリキュラムに準拠しているところもあります。
提携して大手学習塾のテキストを使用しているところもあるので、大手との併用をする子どももいるようです。
また、地域に密着している個人学習塾では、目前のテストの対策を行ってくれるところもあります。
過去の近隣の学校のテスト問題などの情報を収集し、これから受けるテストの対策としての補習をしてくれるというところも少なくありません。
こうした目的のために、近隣の個人学習塾に通う、という子どももいるのではないでしょうか。
大手にはない魅力を感じている、という人もいるので、傾向をよく知り、選択するといいでしょう。
個人学習塾