学習塾の中には、大手学習塾といわれるタイプの塾があります。
これは、一定の地域の中に多くの教室を持ち、全体に浸透させたコンセプトや情報などを共有しながら学習指導を展開している塾のことです。
大手学習塾というと、実績が高い、情報が豊富、などのイメージがあるのではないでしょうか。
情報を多く集め、適切な進学指導を行っていくために実績が高い、ともいえるかもしれません。
また、学習指導に際し、カリキュラムやオリジナルの教材などがしっかりしているのも大手学習塾の傾向です。
指導のノウハウを生かして、より分かりやすい教材作りをしていると同時に、しっかりとした計画の元に指導をするため、全体的に成績の向上がはっきりと見えてくるのが特徴です。
カリキュラムがしっかりしているため、ずっと通っていれば、一通りの学習をもれることなく行うことができ、安心できる、という感想が多く聞かれます。
ただし、カリキュラムや授業の構成が一般的な生徒に向けて平均的に作られていたり、高いレベルに設定されていることが多いので、授業を聞いただけではわからない、という子どもも中にはいます。
このような子どもはしっかりと補習をしないと塾の学習進度から遅れてしまう可能性もあるので注意です。
また、質問しづらい環境であったり、生徒同士が過剰な競争にさらされるなどの点も指摘されています。
テキストや講習などの設定により、多額の投資を求められることもあるので、最低限で学習を補いたいという人にとってはそれが負担になる、という感想もあります。
このようなメリットとデメリットを知った上で、上手に情報量の多さやしっかりとしたカリキュラムを利用しよう、という心構えが必要です。
ただし、たくさんの情報を分析しているので進学のための対策はしっかりとしていることが多いので、情報がなかなか個人では集められない、と感じている人にとっては、やはり学習以外の面でも得られるものが多いのではないでしょうか。
大手学習塾